2013年3月1日金曜日

[E3 2008# 49]2008年後半最大の期待作の一つ,「Fallout 3」がE3に登場_1

 北米のパブリッシャ/デベロッパであるBethesda Softworksのプライベートルームは,同社が世の中に送り出すタイトル同様,非常に個性的だった。アポイントの時間に通されたその部屋の奥にはの試遊台が6?7台並んでおり(プラットフォームはXbox 360),担当者からの簡単な説明があったのち,「さあ,30分間勝手に遊んでください。分からないことがあったら聞いてね」というもの,DQ10 RMT。撮影/録音一切禁止という状況であり,正直,こりゃまいっちゃったという感じ。  「遊んできました」じゃ記事にならないなあと思っていたら,幸いなことに7月16日午後5時からFallout 3のプロデューサーに対するメディア合同インタビューが行われることになったため,あわてて末席に連なってきたのである。プロデューサーであるTodd Howard氏といえば,前作(以下,Oblivion)で世界的なヒットを飛ばし,今や次世代のゲーム市場を担う存在とされている有名クリーチャー,じゃなくてクリエイターだ。  主題となっているFallout 3とはまあ今さらだが,2008年秋の発売が予定されているRPGで,傑作と評される(1997年)の精神を受け継いだシリーズの最新作だ。対応機種はPCとXbox 360,そしてPLAYSTATION 3になっている。最初のアナウンスは約1年前で,以来,とくに欧米を中心にオリジナルのFalloutのファンやOblivionのファンを中心にリリースが期待されている作品である。今年の4月にはBethesdaの親会社であるZenimax Mediaの日本法人も設立され,ドラゴンクエスト10 RMT,今のところコンシューマ機版に限っての話だが,日本語ローカライズも確実になった。そんなわけなので,ここでは実際のプレイのインプレッションにHoward氏の話を織り交ぜつつレポートしてみよう。  現在まで,ほとんどのゲームプレイはXbox 360で行われてきたため,まずはPC版がどんな感じになるのかについて。Howard氏によると,当然ながら高解像度表示ではコンシューマ機に比べてPC版はさらに精細かつ美しくなる。また,DirectX 10には対応しているが,DirectX 9と見かけはほとんど変わらない。DirectX 10に対応したグラフィックスカードを使用すれば画像処理が速くなるが,(Windows Vistaそのものが重いので)トータルとしてあまり変化がない可能性もあるようだ
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